「私は今、人生で一番おいしいご飯を食べている」

被災地で差し入れのおにぎりを食べた初老のことば。なんて美しいことばなんだろうと思った。この短い言葉に凝縮されたさまざまな場面、人、想い・・・そんなものを思い、素直に感動した。

「子どもたちが無邪気にはしゃいでいる声を聞くと、癒されます」そう話す老婆もいた。こんなひとたちが、この国を作り、育て、支えてくれていたことを、今さらながら思い知らされている。

決して、無神経な放送を繰り返す某放送局やキャスター気取りの輩のおかげであるものでも、ためにあるものでもない。批判も非難もしたくはないが、あまりにもひどすぎる。見なけりゃいいのだけど、少しでも現地の情報が欲しくてチャンネルサーフィンしていると、どうしても見てしまわざるを得ない場面が何度もあった。なんで笑ってんだ。何はしゃいでいるんだ。今回だけは、どうしても許せない。ただ、今さら始まったことではなく、この局の体質、体制が、ただ素直に露出しただけのことであるとは思うのだが。少なくても、「報道」からは撤退したほうが世のため人のためというものだ。何故、彼らが彼女たちが、貴重な電波の権利や、あり得ないほどの高給を手にできているのか、理解でききない。計画停電、まずはお台場あたりからやりましょうよ。世紀の勘違い集団にはそれでもこの国の成り立ち、支えている人びとの涙も笑顔も、理解はできないだろうけど。

すみません。少しアタマに血がのぼってしまったようです。「人間力」「日本力」そんなものを見せつけられている毎日。自分にもできることが、きっとあるはず。いずれ皆さまにも発信し、ご協力をお願いすることになるかと思います。総力戦になります。